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法廷証言翻す「寄付せず、自分で使った」 克行被告から現金 広島市議 警察の聴取に

2021.6.9 18:19
 裁判で河井克行被告から現金を受け取ったことを認め、「まちづくり団体に寄付した」と証言した広島市議が、警察の聴取に対しては、「寄付はしておらず、自分で使った」と証言を翻していたことが分かりました。

 広島市議会の安佐北区選出・今田良治議員は、去年11月、克行被告の裁判に証人として出廷。現金50万円を受け取ったことを認めたうえで、「おととし12月、安佐北区内の2つのまちづくり団体に寄付した」などと証言。法廷では、団体の名前については明かしませんでした。3月には、市議会でも同様の説明をしていました。

 「(克行被告に)お返ししなければいけない。いつかお返しできると思って、事務所の引き出しに入れていたが、大きな心の負担になっていました。その後、お返しする機会がなかったので、2019年12月に2つの団体に全額寄付しました。昨年、わたしが11月26日に東京地方裁判所に検事証人として証言し、明くる日の11月27日に新聞を見た2つの団体から返金がありましたが、たいへん迷惑をかけ、申し訳ないことをしたと思っております。受け取った50万円は、2020年8月25日に東京の河井先生の議員会館に郵送しました。」(今田良治市議 3月29日・広島市議会で)

 一方、「まちづくり団体への寄付が公職選挙法が禁じる選挙区内での寄付行為にあたる」とする市民からの告発をことし2月、警察が受理。捜査関係者によりますと、警察が先月下旬までに今田市議を複数回、任意聴取をしたところ、「寄付はしておらず、自分で使った」などと裁判での証言を翻していたということです。

 こうした報道を受け、広島市議会の山田議長は8日、「連絡を受けていないので、詳細は分からない」としたうえで…。

 「3月29日にはきちんと説明をしていただいたので、その事実が違うのなら、何らかの対応を考えなければならないかなと思う。」(広島市議会 山田春男議長)

 証人が裁判で虚偽の証言をした場合は、偽証罪に問われる可能性があり、今田市議はあらためて説明責任を問われそうです。
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