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特集 “緊急事態延長”で宮島の今 みやげもの・宿・地ビール… 広島・観光地の現状

2021.9.14 18:17
 緊急事態宣言の延長。厳しい局面を迎えている宮島(広島・廿日市市)の今を取材しました。

 「雨が降っていることも重なって観光客の姿はまばらです。商店街も来店客が少ないことを見込んで、シャッターを閉めている店が目立ちます。」(柏原清純記者)

 「人が少なかったのでゆったりと観光ができたが、ちょっと開いている店が少なかったのは残念ですけど。」(福岡・北九州市からの観光客)

 「いつものイメージと違って、静かでいいなと思う反面、ちょっとさびしいなと思った。たいへんな中で開いている店はありがたかった。」(広島市からの観光客)

 夫婦2人で営むみやげもの店です。

 ― どのくらい売り上げが落ちている?
 「ほとんど、ここ2~3日はゼロですね。やっぱり日本三景ですから、遠来のお客さんがあるかもわかりませんから店は開けている。」(津田物産店 折本造さん)

  ◇  ◇  ◇

 老舗旅館の錦水館です。廿日市市が対象となった県の集中対策から始まり、緊急事態宣言に…。移動の自粛要請が続いたことから、先月の宿泊客は去年よりさらに2割ダウンしているということです。

 「ここに来て、マイナスの要因が次から次と出てきて、お客さまの動きに歯止めがかかっているのを実感しています。」(錦水館 志熊聡支配人)

 ただ、アフターコロナを見すえて、ことし1月に改装した露天風呂付きの海が見える客室については、稼働率がほぼ90%だといいます。人気の秘密は…。

 「夕食も朝食もお部屋でゆっくりして、お風呂に浸かりながら瀬戸内の海をながめたりっていうことが、新型コロナで人との接触を避けるというお客さまの思いにマッチしているお部屋と思います。」(志熊聡支配人)

 「接触を避ける」という狙いが当たったことから、さらに3部屋を露天風呂付きに改装することを決め、クラウドファンディングで支援金を募ったところ、目標額の500万円を超えました。

 「お客さまと一緒に錦水館をより盛り立てていただきたいなとの思いがあって、クラウドファンディングを始めさせていただきました。」(志熊聡支配人)

 改装工事は来年1月に始め、春にはグレードアップした部屋で反転攻勢に打って出る計画です。

  ◇  ◇  ◇

 こちらは、地ビールメーカーの宮島ビールが、4年前に宮島で初の醸造所として開業させた宮島ブルワリーです。増加していた外国人観光客などがターゲットでしたが、予期せぬ新型コロナの感染拡大で狙いが狂いました。缶ビールの出荷量は年間ベースで10万本から3万本に落ち込んでいます。

 「夏から秋にかけてが、宮島はお客さんが来ていただいて、消費量が多い時期なので、その時期にたくさんビールが売れないのは影響が大きいです。」(宮島ビール 森川達也醸造長)

 出来立てのビールを味わえるレストランは、先月2日から店を閉じたままです。

 「アルコールを提供できない期間が長く続いて、もうどうしようもない思いばかりが積もっています。」(宮島ブルワリー 中崎浩二レストラン支配人)

 宮島ビールでは、巣ごもり需要用にオンラインショップで3リットルの樽ビールを売り出して、酒類の提供が解除になる日を待ち望んでいます。
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