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イマシリ!『あなたの健聴寿命は大丈夫? 広島発! チョーカッコいい補聴器』

2021.9.13 17:09
 新型コロナウイルスによって新しい生活様式が、求められています。そんな中、開発されたこちらの商品、おしゃれな外箱は、今どきの最新家電のようですが、何でしょうか?

 「医療機器のルールの中で、小さくて精密なものを作る。そこの技術は、やっぱりスマートフォンの開発技術が生かせている。」(シャープ DHS事業推進部 井上理さん)

 これは医療機器なんですか? きょうの「イマシリ!」のテーマは、『あなたの健聴寿命は大丈夫? 広島発! チョーカッコいい〇〇』。

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 実はこれ、補聴器なんです。広島発ということで、期待もふくらみます。まずは、補聴器市場の状況です。難聴自覚者はおよそ1430万人。その中で比較的程度が軽い軽度・中等度難聴者は91%を占めますが、このうち補聴器を持っていない人は、なんと88%を占めます。

 こうした現状の中、軽度・中等度難聴者を対象にした新たな補聴器の開発現場を取材しました。

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 東広島市八本松にあるシャープ広島事業所です。こちらは、通信事業本部が置かれ、スマートフォンやタブレットなどの開発・製造を行っています。今回、スマートフォンの開発で培った情報技術を核に、新しい製品を生み出しました。

 「医療機器にするということだけでも、かなりの努力と時間とものすごいトライアルを繰り返して作っています。」(シャープ DHS事業推進部 井上理さん)

 こちらが新たに開発されたメディカルリスニングプラグ=補聴器です。

 ― 開発のきっかけは?
 「このニューノーマル生活といわれている中で、マスクやアクリルボードとかで、聞こえで困っている方がけっこう多いということがありまして。」(井上理さん)

 新型コロナ感染流行の前と後を比べると、聞こえづらさを感じている人は、およそ1.5倍に増え、50代では5人に1人の割合で聞こえづらさを感じています。

 「そこに対して、わたしたちが持っているICTの技術で課題を解決したいなと考えて取り組みました。」(井上理さん)

 メディカルリスニングプラグのこだわりは、デザインです。

 「今回、特にこだわったのはデザインです。やはり多くの補聴器を使っていない方が、使わない理由はデザインというのがありますので、気軽に使っていただけるというデザインを目指しております。」(井上理さん)

 「補聴器をつけているという感覚ではなく、ワイヤレスイヤホンで音楽を聴くような感覚を持ちました。」(藤森憲也記者)

 こだわりのデザインは、付属のイヤーチップにも…。

 「この大きさを見た目でわかるように、色をつけたというのが、けっこうポイントでして、その色とか、形、大きさ、これにはかなりこだわりまして。何度も何度も作り直して、ようやくできあがったというところが苦労したところです。」(井上理さん)

 では、これまでの補聴器とどう違うのでしょうか? その特徴は…

 「1つ目は、リモート&ワンストップサービスです。そして、2つ目が、リーズナブルな価格。そして、3つ目がスタイリッシュなデザイン。この3点が、ほかの補聴器と比べて大きな特徴となっております。」(井上理さん)

 リモート&ワンストップサービスとは、スマートフォンと連携して、専門スタッフが、リモートでフィッティングからアフターサービスを行うというのもです。わざわざお店に行かなくてもよいのは、コロナ禍でも助かります。

 価格は、これまでの一般的な補聴器が、両耳でおよそ30万といわれる中、10万円を切る価格設定にしました。

 スタイリッシュなデザインで、ワイヤレスイヤホンとして音楽やハンズフリー通話も可能としました。もちろん生活防水対応で、充電はパソコンからもできます。

 健康や医療の分野の産業を発展させるため、支援を続けている県は、この取り組みに補助金を出すなどして後押ししました。

 「人生100年時代といわれることもあって、健康とか医療に対する関心が高まっている。また、コロナ禍の中でいろんな生活が変化している。それをデジタル技術を活用して課題を解決していくことについて、すごい期待をしている。」(広島県 商工労働局医工連携 空田賢治総括官)

 通信機器メーカーが開発した補聴器。業界の反応は…。今のところ、取り扱い予定がない補聴器専門店の『聞こえの田中』ですが、「今回の機器によって、聞こえのケアに対する関心が高まり、1人でも多くの方が、仕事やコミュニケーションを楽しむことができれば、たいへん良いこと」だとしています。

 「補聴器を手軽に使っていただくことによって、ビジネスとかで活躍して豊かな生活を送っていただける。そんな世界を目指しております。」(シャープ DHS事業推進部 井上理さん)

 広島発のメディカルリスニングプラグは、今月中旬に販売される予定です。

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 スタジオに実物を持ってきました。開発当初は、ビジネスパーソンを対象にしていたそうですが、発表後には、さまざまな層から反響があって、シャープでもたいへん驚いているそうです。新たな医療ソリューション(解決手段)として、われわれの生活がさらに豊かなものへとつながればと思います。
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