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オレオレ詐欺の電話「クビになるんよ」 広島弁で… 被害増加で音声公開

2021.6.11 19:00
 突然、こんな電話がかかってきたら、冷静に対処してください。広島県内で特殊詐欺の被害が増加する中、県警は、実際にかかってきたオレオレ詐欺の音声を公開して、注意を呼びかけています。

 「会社の書類や小切手があるって言うとったじゃろ。その小切手っていうのか、きょうの午前中に取引先で使うもんだったんじゃ。そんな大事なもん、のうなったらって話したら会社クビになるんよ。」(オレオレ詐欺の電話)

 貴重品を入れたカバンをなくし、困っていると訴える男。ことし、尾道市の住宅にあった特殊詐欺の犯人からの電話です。息子をかたる男が、小切手入りのかばんをなくし、代金を立て替えてほしいと要求しているのです。

 「取引先の担当者の人に説明したんじゃけど、『時間は稼ぎますけど、日の変更は無理です』言いよるんよ。上司の人が『銀行からすぐ戻ってくるもんじゃけ、現金で立て替えて払うしかないじゃろう』って。2、3日の間だけなんじゃけど、どうにか都合つけてもらえんかなと思うて。」(オレオレ詐欺の電話)

 電話を受けた住民は、声が違うことに不審に思い、警察に通報し、被害を免れました。

 県内の特殊詐欺の被害は先月末までに83件で、被害額は去年の倍にあたるおよそ1億6100万円に上っています。

 特に尾道市では、去年の同じ時期に比べて3倍。被害額はおよそ4500万円も増加しています。

 公開された音声では、息子をかたる男が、広島弁…、さらに電話をかけた尾道など県東部の方言を使おうとしているような場面もありました。

 「さっきなあ、広島の東警察署の人に電話してなあ。もし、できたら助けてほしかったんじゃけど、ただ、金額が多いけえ。何百万じゃけえ。」(オレオレ詐欺の電話)

 県警は、特殊詐欺の犯人グループが地域の方言に合わせて電話する役を選んだり、方言を練習させたりしている可能性もあるとみています。

 県警は、少しでも不審に感じたら家族や友人、警察に相談するよう呼びかけています。
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