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キイロヤマトンボ 広島・福山市で23年ぶり確認 ヤゴを6歳児が発見

2021.6.11 16:51
 環境省のレッドリストの準絶滅危惧種キイロヤマトンボです。きれいな川に住むこの珍しいトンボの生息が、広島・福山市で23年ぶりに確認されました。その幼虫(ヤゴ)を見つけたのは、なんと6歳の幼稚園児でした。

 「おらんな。」「ねらいが外れましたね。」

 お父さんとトンボの幼虫(ヤゴ)をすくっているのは、6歳の柳沢龍臣くんです。今月6日、福山市の芦田川支流で環境省のレッドリストの準絶滅危惧種キイロヤマトンボの幼虫を見つけました。

 アマチュア・トンボ研究家の父・尚志さんがトンボ調査をしていたときで、尚志さんは、成虫を採集。龍臣くんが見つけた幼虫と合わせて、実に23年ぶりに福山市でキイロヤマトンボの生息が確認されました。

 「キイロヤマトンボというのが、広島県でも本当に希少種になって、ここ数年は(県内でも)発見の記録がなかったんですけれども。」(父親 柳沢尚志さん アマチュア・トンボ研究科)

 「びっくりしましたね。よく採ったね。」(母親 柳沢理恵さん)

 大発見の龍臣くんは…。

 「ただ自然に見て(採っ)ただけ。」(柳沢龍臣くん(6))

 そして、この日の調査でも…。

 「採りました!」(父親 柳沢尚志さん)

 「イエーイ!」(龍臣くん)

 「ほら、キイロヤマトンボ、メスです。」(尚志さん)

 メスは、産卵のため川に現れますが、いつ来るかわからないため、オスよりさらに珍しいんだそうです。龍臣くんも大喜びです。

 「とったぞ!」(龍臣くん)

 「キイロヤマトンボはきれいな河川にしかいないので、このような砂の細かいところに生息するトンボですね。」(尚志さん)

 芦田川は近年、劇的に水質が改善されているものの、中国地方の1級河川の中では最も汚だくの著しい川。その支流で全国的に数が減っているキイロヤマトンボが見つかったのは驚きです。

 「コオニヤンマの抜け殻です。」(尚志さん)

 この日は、ほかにも清流に住むトンボの抜け殻が見つかりました。こちらはサナエトンボの仲間のヤゴの抜け殻です。

 「うごかん。」(龍臣くん)

 「抜け殻じゃけえ、動かんよ。ヤゴが(水から上がり、)ここに来て、トンボになって飛んでいった。」(尚志さん)

 見つけた龍臣(りゅうじん)くん、ご機嫌です。

 「トンボでもなんでもいいんですけれど、自然とかかわって生命の尊さとかであったり、学んでもらえばいいかなと思っております。」(父親 柳沢尚志さん アマチュア・トンボ研究科)

 福山市で23年ぶりに生息が確認されたキイロヤマトンボについて、尚志さんは専門誌に報告文を書く予定です。龍臣くんの名前も幼虫の採取者として載せる予定です。
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