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芸備線の「ありかた」協議へ 期待と不安 沿線自治体の受け止めは 広島

2021.6.10 18:37
 JR西日本は、芸備線の一部区間について、「今後のありかた」を話し合う場を作るよう、沿線の自治体などに要請しています。利用者が減少を続ける中、地元の人たちはどのように受け止めたのでしょうか。

 東城駅に到着したディーゼル列車。岡山県新見市の高校へ向かう生徒3人が急いで乗り込んだあと、駅近くの病院に通う老夫婦と地元の高校へ向かう生徒2人がゆっくりと改札口に向かいます。

 広島県北部と岡山県を結ぶ芸備線は、沿線住民や学生の足となっています。

 しかし、今回、協議の対象となる庄原市と岡山県新見市の区間では、人口減少により利用者の減少が続きます。

 JR西日本によりますと、この30年で、備後庄原駅から岡山県の備中神代駅の1日の平均利用客は387人から48人にまで減少。さらに備後落合駅から東城駅では1日の平均利用者が11人と、JR西日本管内では最も少ない人数です。

 こうした状況からJR西日本は、公共交通計画の策定や見直しをする場を設けようと沿線の関係自治体に申し入れました。

 利用者や沿線の住民は…。

 「できることなら(便数を)増やしてほしい。コロナ禍で利用者が少ないけれど、なくなってほしくない。」(高校生)

 「今の時間が早いんですよ。病院に行くにしても買い物に出るにしても。午前9時半ころの便が1本あればいいなと思う。」(通院で利用)

 8日、JR西日本広島支社の蔵原支社長と会談した庄原市の木山市長は、今回の協議は「廃止に向けた議論ではない」と強調します。

 「JRからいろんな要望を出してほしいという話があったので、利用促進のために工夫をしていくという姿勢があると感じたので、(増便などを)再度、お願いしたい。」(庄原市 木山耕三市長)

 庄原市は、JRを利用した車窓からのフォトコンテストやイベント支援など、芸備線の利用を増やすための施策を計画しています。

 JRと関連自治体との協議の場は、来月にも設けられる見通しです。
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