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イマシリ!『オリンピックまで1か月あまり 海外チームの合宿受け入れはどうなる』 広島

2021.6.10 16:03
 開催予定まで1か月余りの東京オリンピック。コロナ禍で開催の是非について議論が続く中、世界のトップを切ってオーストラリア代表のソフトボールチームが、事前合宿のため、来日。受け入れ側の群馬県太田市では、対応に追われています。

 新型コロナ対策のためにバスで宿舎と練習会場を往復し、市民と接触がないよう選手たちの行動が制限されています。

 そして、間もなく広島でも同じような光景が…。

 「メキシコ合衆国と2度、交流をしている。新型コロナ対策をしっかりすることで。」(尾道市 佐藤昌弘教育長)

 先週末、尾道市が発表したメキシコ代表のソフトボール選手団の受け入れ…。選手団はおよそ20人で、来月8日に来日。尾道での合宿は来月10日から8日間、キャンプを張ります。

 「万全の態勢でお迎えし、市民のみなさまの安全を十分に考慮した事前合宿とすることで。」(尾道市 佐藤昌弘教育長)

 きょうのテーマは、「オリンピックまであとわずか、海外チームの合宿受け入れで、県内の事前キャンプはどうなる?」

 今、知りたいことをお伝えする「イマシリ!」。東京オリンピック開幕まで43日となりました。そもそも開催できるのかという議論もある中で、県内でも参加国の事前キャンプの受け入れ準備の対応に各自治体は追われています。

 県内でいち早く具体的日程が決まった尾道市を取材しました。

 「ここがメキシコ代表チームが合宿する尾道ふれあいの里です。ただ、選手たちは、ここの玄関は使わないそうです。実際に泊まるのは、本館の隣りのあちらの建物です。」(小林康秀キャスター)

 尾道市中心部から車で30分ほどのところにある御調町の尾道ふれあいの里は、温泉などもあるリゾート宿泊施設です。過去に2度、この場所で練習合宿をしたチームは、もちろん、正面玄関から入りましたが、今回は違います。

 ― ことしは新型コロナで残念なんですけど…。この階段を上がっていくんですか?
 「はい。上がっていくようになります。どうぞ。」(尾道ふれあいの里 国友宏基さん)

 施設のスタッフに実際に泊まる建物を案内してもらいました。尾道市は、メキシコ代表チームのために施設の別棟である2階建て・45部屋の建物すべてを借り受けました。

 期間中、この別棟に一般客が立ち入ることはできません。

 「今回に限って裏口からさせていただいて…」

 ― 裏口? これは?

 選手たちの出入りは、従業員の出入り口を臨時の玄関として整える予定です。

 ― この建物全体が貸し切りと…
 「そうなんですよ、完全に。」(施設スタッフ)

 ― 広いですね。ツインのお部屋で。

 合宿では、1人に1部屋が割り当てられるそうです。

 「選手たちが食事やミーティングに向かうときは、渡り廊下を渡って本館に向かうんですが、この辺りに大きなパーティションをして、従業員用の階段を上がるので、一般客とすれ違うことはありません。」(小林康秀キャスター)

 一般客と接することのないよう、選手には別の動線を確保。食事のスペースも期間中は選手専用の場所となります。

 「こちらです。けっこう広いですね。この場所がメキシコソフトボールチームのキャンプ地となるわけです。」(小林康秀キャスター)

 宿舎から歩いて10分ほどのところにある御調ソフトボール球場。県内有数の球場で敷地には5面、グラウンドがあります。過去2度、練習合宿をしたチームにとって慣れ親しんだ場所です。

 至近距離にある宿舎からこの場所への移動も感染対策が施されます。

 「この距離ではありますが、安全にバスでの移動を考えています。一般の方と動線を分けるとか。」(尾道市教育委員会 生涯学習課 内海直子課長)

 「グラウンドのすぐわきには、観客が座ることのできるスペースもあります。尾道市は試合を観戦することも検討していますが、群馬県太田市では感染対策が進んでおらず、見学ができなくなるケースもありました。」(小林康秀キャスター)

 太田市では、国から感染対策の不備が指摘され、一時、観客の見学は見合わされました。

 「見ている限りでは、かなり厳格に、厳しくやっているなという感じがしましたので、わたしどもの方でもやはり安全な事前合宿の受け入れができるように考えていかないといけないかなと思っています。」(尾道市教育委員会 内海直子課長)

 尾道市は、これまで県を通して何度もコロナ禍でのメキシコ選手団の取り組みを確認してきました。

 「選手たちはみんな、2回のワクチン接種を受けて、日本にやってまいります。」(尾道市教育委員会 内海直子課長)

 尾道市では、今回の事前合宿に伴って、受け入れ側となる尾道市側のスタッフなどのワクチン接種を始めることにしました。

 「受け入れをする宿泊施設であるとか、競技団体、市の職員もワクチン接種をして、万全の態勢でお迎えしたいと。」(尾道市教育委員会 内海直子課長)

 過去、尾道を2度訪れているチームと市民との交流が最大の楽しみではありましたが、今回はレセプションなど、対面するイベントは中止。現在、オンラインでの交流を模索しています。

 「ソフトボールに関していうと、次のパリはないだろうと思われるので、ソフトボールの選手団にとっては今回にかけている気持ちも非常に強いものがあろうかと思いますので、応援していきたいなと思いますし、市民の方にも元気が伝わるだろうと思います。」(尾道市教育委員会 内海直子課長)

 ― かなり厳重に市民と接触しないようにしているのがわかります。コロナ対策でかなり様子が変わっています。コロナ禍でオリンピックの開催の是非が問われている中で準備することは関係者も複雑だろうと思います。

 実は、尾道市では、このソフトボールのほか、メキシコの自転車チーム、パラグアイの陸上とテニスチームを迎える予定でしたが、メキシコ自転車チームは共同で受け入れる予定の三原市から発表がありまして、来月12日から合宿を受け入れることが発表されました。しかし、練習はこの公園内を中心に行うので、尾道市での練習は行わないこともわかりました。合わせて受け入れスタッフのワクチン接種を先ほどから福山市の大規模接種会場で行っています。

 そして、県内ではこのほか、ご覧の自治体で、メキシコ・パラグアイ・ベルギーなどの受け入れ準備が進められていますが、予選などがまだ行われている最中などでして、キューバの野球のように予選落ちでキャンプが無くなったところもありますが、ほとんどは具体的には決まっていないようです。

 今後、続々決まってきますが、当初の想定とかなり違う形になりそうです。オリンピックの開催も含め、具体的なことが決まらない中、各自治体の担当者のヤキモキはしばらく続きそうです。
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