RCCNEWS

P
R

無免許で飲酒運転… 少年、あす初公判 命奪われた80代夫婦 遺族が明かした心境… 広島

2021.6.8 16:59
 ことし2月、広島・庄原市で無免許で飲酒運転をし、事故を起こして2人を死なせたなどとされる少年の裁判。あす9日の初公判を前に遺族が明かした心境とは…。

 岡田和歌子さん(80)と夫の重紀さん(85)です。2人は突然、命を奪われました。

 事故があったのは、2月7日午後4時ごろ。庄原市の国道で、中央線をはみ出した乗用車が、岡田さん夫婦の乗っていた軽乗用車に正面衝突。運転席の和歌子さん、助手席の重紀さんとも病院に運ばれましたが、いずれも帰らぬ人となりました。

 その後、逮捕された18歳の少年は、捜査や家庭裁判所からの逆送などを経て、無免許危険運転致死などの罪で起訴されました。

 起訴状によりますと、少年は、車検切れの乗用車を無免許で、さらに酒を飲んで運転し、事故を起こしたとされています。また、車に同乗していた別の少年のほか、少年の母親も息子が酒を飲んでいることを知りながら、ガソリン代を渡したなどとして書類送検されました。

 この日、重紀さんと和歌子さんが50年以上、一緒に住んでいた自宅で、娘夫婦が遺品を整理していました。

 「悲しくなりますね。でもね、取っといてあげないとね。なんもかんも捨てたんじゃ、思い出がなくなっちゃう。」(遺族)

 世話好きで、地域の民生委員を務めたこともあった和歌子さん。バッグから出てきた免許証は、「ゴールド免許」でした。定年まで地元の郵便局に勤めた重紀さんは、足を悪くしてからは、免許を返納していたそうです。

 事故にあったのは、車で買い物に出かけた帰り…。

 「ここで買い物したこの時間がわかるけえ。足取り、その日。この後、本当、30分ぐらいで事故にあったんね。」(遺族)

 初公判を前に、娘夫婦は、RCCの取材に今の心境を明かしました。

 「亡くなった2人は、殺されたも同じです。車に同乗していた男の子も、まわりの大人も、なぜ少年の運転を止めなかったのか。安易な考えが、悲惨な事故を引き起こしたこと。忘れずに一生、償っていってほしいと思っています。」(遺族)

 初公判は、あす9日、広島地裁で開かれます。
  • twitter
  • Facebook
  • LINE

PAGE TOP