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変わる広島の都心 “特定地域”に指定 広場空間整備や海外ホテル誘致も

2020.9.16 16:23
 広島のまちづくりについての動きです。政府は、紙屋町・八丁堀地区と広島駅周辺地区を、中四国では初めてとなる「特定都市再生緊急整備地域」に指定することを閣議決定しました。広島都心部が変わる動きが、さらに加速することが期待されています。

 「紙屋町交差点のすぐそばに建設中の広島銀行の本店ビルです。かなり高いところまでできていますね。建物の外枠は、ほぼできているといってもいいのではないでしょうか? 紙屋町の新しい顔です。」(小林康秀キャスター)

 紙屋町・八丁堀地区と広島駅周辺地区は、すでに国から容積率の緩和や税制面で優遇される「都市再生緊急整備地域」に指定されていて、再開発が加速しています。

 「こちらの駐車場や奥の建物を使って、広島商工会議所などが入る複合ビルの計画があります。いまだに話し合いは続いているということです。」(小林康秀キャスター)

 広島市は、さらに優遇策が拡充される「特定地域」の指定を国に申請していましたが、政府は、指定を閣議決定をしました。

 税制面でのさらなる優遇や民間や行政による広場空間などの整備に財政補助が受けられ、国際水準のホテルやオフィスの整備を促します。

 「計画されているサッカースタジアムとか、商工会議所の建て替え、南口広場の再整備といった公共事業についても特定地域の整備を利用して、よりスムーズに開発が進むことが期待できます。」(中国地域創造研究センター 吉田実主席研究員)

 一方で、表通りに隣接する商店街に歩を進めれば、景気の先行き不透明感が浮き彫りとなっています。

 「ことしに入り、廣文館金座街店、そして、フタバ図書ギガ本通店の相次ぐ閉店によって、市内中心部の商店街の書店の路面店はなくなってしまいました。」(小林康秀キャスター)

 また、本通りに面するアダィダスの中四国唯一の直営店「アダィダスブランドコアストア」が閉店することがわかりました。22日に閉店すると来店客に伝えているということです。店舗が入るビルの運営会社は、取材に対し、「新たなテナントを探している」とコメントしています。

 こういった店舗の閉店は、購買環境の変化が、大きな理由だということです。

 「コロナ禍以前からネットショッピングが普及して、リアルな店舗に買い物に行く方が減ってきているという時代の流れがあるわけですけど、コロナ禍によって、より影響が出ているのだと思います。」(中国地域創造研究センター 吉田実主席研究員)

 コロナ禍が追い打ちをかけている形となっている経済環境が、今後の再開発に与える影響について、吉田主席研究員は、「こういう状況下だからこそ、これまでとは違うにぎわいづくりも起こりうる」と指摘します。

 「いろんな人が食事であったり、休憩であったり、あるいは仕事であったりというところで、屋外の公共空間を自由に使うことで、緩やかなにぎわいができる新しい動きが期待されます。」(中国地域創造研究センター 吉田実主席研究員)
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