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暖冬の影響か 広島カキが成育不良 例年より小ぶり 出荷量少なく

2020.2.10 17:44
 こちらは広島の冬の味覚・カキですが、今シーズンは小ぶりなものが多いらしいですね。出荷量も例年より少ないということですが、背景には、暖冬による成育不良がありそうです。

 10日朝の広島市中央卸売市場です。ほかの魚介類に混じって広島特産のカキも並んでいますが、今シーズンの出荷量は、例年よりも大幅に少ないといいます。

 水産物の荷受会社・広島魚市場の担当者は―。

 「例年に比べて3割はダウンしていますね。」

 ― 原因はどこにあるんですか?

 「やっぱり1つは暖冬ですね。」(広島魚市場 彦坂尚平課長)

 出荷量が大幅にダウンした背景には、暖冬の影響によるカキの成育不良があるといいます。また、カキの大きさは例年より小ぶりなものが多いそうです。

 「広島カキはですね、他の産地より1年間長く養殖します。それによって大きくしていくんですけど、ちょっとそれでもなかなか狙ったサイズが取れない。価格はですね、本当は高くしたいんですけど、例年と横ばいで。そこはもう生産者も出荷者もみんな、がんばって値段を抑えながら販売しています。」(広島魚市場 彦坂尚平課長)

 カキの成育不良について、広島県水産課は「暖冬の影響だけではなく、去年8月から9月の猛暑や秋に降水量が少なかったことなど複合的な要因がある」と指摘。収益が去年より10%以上減ったカキ養殖業者を対象に、利子を負担する融資など支援策の検討を進めています。

 「生産量が多くないとですね、やっぱり行き渡らないんで、やはりそこらへんっていうのはやっぱり非常にカキ業界ってのは苦しいところなんですけど。」

 ― でも、味に関してはいかがですか?

 「もう抜群です。ぜひともご賞味ください。」(広島魚市場 彦坂尚平課長)

 広島カキを巡っては、新型コロナウイルスによる肺炎の感染が拡大した影響も出ています。広島魚市場では、今月13日、県産ブランドの「かき小町」を中国・上海市に初めて出荷する予定でしたが、感染拡大に伴って現地での通関手続きが滞るおそれがあるとみて、出荷を当面延期することを決めたということです。
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