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三次市特産ピーナツ危機 生産態勢立て直しへ

2021.11.22 14:22
 【スタジオ】
 
 こちらは、三次市甲奴町(こうぬちょう)の特産「カーターピーナッツ」です。

 きのう収穫祭があったのですが、生産量が落ち込む中、態勢の立て直しに向けた取り組みが始まりました。

 【VTR】

 コロナ禍の影響で2年ぶりの開催となった収穫祭…。およそ800人の来場者で賑わう一方で、陰を落としていたのがピーナツの品不足です。

 「ことし取れたてのカーターピーナッツです。お一人限定2袋までになっています」(三次市甲奴支所職員・店頭にて)

 人気の焙煎ピーナツは数量を制限して販売していました。

 カーターピーナッツは、かつて甲奴町を訪れた縁で、アメリカのカーター元大統領から町にプレゼントされたピーナッツです。

 しかし農家の高齢化や鳥獣被害によって生産量はピーク時の4分の1に激減。

 さらに、ことしは過去最低を更新する見込みです。

 「カーターピーナッツの生産量が激減する中、本家本元のアメリカから、ピーナツを輸入する話も持ち上がっています」(柴田和広記者)

 会場では、商品の見本の展示販売も行われました。

 ここまでする理由は、大統領ゆかりのピーナッツという、いわれもあって、県内の菓子店などから引き合いが多いからです。

 「カーターピーナッツ収穫祭、広島県三次市でスタートしております」(MCハリータジマさん)

 会場の一角で行われたのがインターネットラジオの公開生放送です。

 「大体、3年周期くらいで、出来たり出来なかったりしてる状況ですからね。今年はですね、非常に苦しんでまして、天候不順もあると思うんですが、鳥獣害も重なった関係で」(生産者茨木栄治さん)

 テーマの一つが生産態勢の立て直しです。

 「カーターピーナッツが甲奴にやって来た時っていうのは、本当に地域が一丸となって作られていたんだと思うんですね。何とかそういった盛り上げを、今一度、甲奴の中、甲奴を中心に作っていきたいな」(三次市甲奴支所三竿好雄主査)

 取り組みのヒントが三次市の喫茶店が販売したピーナッツの焼き菓子です。

 店主の在安正行さんが、ことし初めて自宅の畑で栽培した、カーターピーナッツで作りました。

 「粒が小さいんですけど、味が濃厚で。やみつきになるくらい、ほかのピーナツが食べれないくらい」(在安正行さん)

 市内三和町の地域おこしグループが視察に来ました。

 「いくらでも売れてるんだけど」
 「ピーナツがない」
 「そう、全てはこれがたくさん生産できれば」(三竿主査と一行)

 グループはピーナツの栽培を検討していました。

 「放棄田がたくさん出とるし、これからも出ます。それを利用して町おこしをしようと」(三和町桑原さん)

 「ぜひ新たな仲間として、カーターピーナッツの輪を広げていっていけたらなと思います」(三竿主査)

 ことしは、カーターピーナッツの栽培が始まって20年…。町の特産品の再起をかけた取り組みが始まりました。
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