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イマシリ!『コロナ禍のガイドブック 広島発の「元気本」とは?』

2021.9.14 16:53
 広島県の観光連盟が、観光地を載せないガイドブックを制作中。紹介するのは、「広島で暮らす人」なんです。

 「広島の魅力のうちの1つは、人じゃないかと。」

 「響けば会いたくなると思うので。」

 「会いたいなって言ってくれる人がいたら、とてもうれしい。」

 きょうの「イマシリ!」のテーマは、『コロナ禍のガイドブック 広島発の「元気本」とは?』。

  ◇  ◇  ◇

 コロナ禍で、旅行に行く機会は減っています。そんな中、広島県観光連盟が、広島の新たなガイドブックを制作しています。このガイドブック、「ひろしま元気本」という仮の名前がついていて、観光地ではなく、「人」を紹介するそうなんです。

 ライターとカメラマンが取材しているのは、世羅町で牧場を経営する佐古淳子さんです。佐古さんは、新しくできるガイドブックに取り上げられる予定です。

 「これって、すごくうれしい。優越感にひたれるって、このとき。こんなに喜んで食べてくれるんよ。」(太平牧場 佐古淳子さん)

 制作中のガイドブックでは、観光地ではなく、佐古さんのような「広島で暮らす人」が紹介されます。

 佐古さんは、半世紀前の結婚を機に京都から世羅町に移住し、酪農と出会いました。30年ほど前には、県の代表としてヨーロッパの農業を視察。世羅町で農業を営む女性のパイオニアとして活躍し、夫亡き今もマツダスタジアム16個分という広大な牧場を切り盛りしています。

 ガイドブックに掲載されれば、佐古さんに会おうと世羅を訪れる人が増えるかも…。佐古さんは歓迎しています。

 「楽しみよ。わたしに興味があって、会いたいなって言ってくれる人がいたら、とてもうれしい。」(佐古淳子さん)

 「観光客」だけでなく、昔の自分と同じように世羅町に移住する若い世代が増えることも期待します。

 「来てほしい。やっぱりさびれるのは嫌だから。世羅町の人口が減っていくのはさびしい。だから移住で来てくださったら、とてもうれしい。」(佐古淳子さん)

 取材したフリーライターのイソナガアキコさんは、自身が取材対象者からもらったパワーを本を読んだ人にも伝えたいと話します。

 「どの方がヒットするかというのは、(読む人によって)違うと思うんですけど、元気づけられたりとか、何かやってみようという気持ちになったらいいなと思います。」(フリーライター イソナガアキコさん)

 宮島と平和公園に偏りがちな広島の旅―。そんな広島の旅に別のかたちを提案するため、「ひろしま元気本」では観光地はほぼ載せず、ひたすら「人」を紹介する予定です。

 「広島の魅力のうちの1つは、人じゃないかと。人に会いに来る旅行があってもいいじゃないかということで、今回、広島の魅力的な人をたくさん紹介して、広島に来る人をたくさん増やそうと。」(広島県観光連盟 山辺昌太郎チーフプロデューサー)

 この日の編集会議では、「元気本」の顔となる表紙のデザインが検討されました。

 「写真で元気が出るという感じが一番いいのでは?」
 「表紙からも元気さがあふれてほしい。」(編集会議)

 伝えたいのは、「元気」。掲載される23人は、有名人でもなく、地域の代表でもありません。共通しているのは、みんな、「会えば元気になれる人」なんだそうです。

 「見た目ですごく元気な人もいらっしゃいますし、見た目からは全然、それを想像できないんだけれども、会うと、心の底から元気が湧いてくるような人たちもいらっしゃいますし。広島に来ると、元気になるっていう、今回、この本を通じて、それが体現できればなと思っていますし、来られる方がそれを感じてもらえればなと思います。」(山辺昌太郎チーフプロデューサー)

  ◇  ◇  ◇

 ― 「観光地、載せません。人の情報だけ載せます」というのは斬新。「ひろしま元気本」は、12月に全国の書店で発売予定です。
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