RCCNEWS

P
R

特集 徹底した対策と準備 コロナ禍のオペラ公演 歌劇「トゥーランドット」 広島

2021.9.13 17:10
 緊急事態宣言が月末まで延長されるという中で、11日と12日の2日間、本格的なオペラの上演が広島市でありました。出演者、スタッフあわせておよそ140人が取り組んだというオペラ公演。開演に向けては、徹底した感染症対策を行うなど、並々ならぬ覚悟と準備があったようです。

 広島市で上演されたのは、プッチーニの歌劇「トゥーランドット」です。古代中国を舞台に、美しく氷のような心のトゥーランドット姫をめぐる物語に「広島シティーオペラ」が挑みました。地元エリザベト音楽大学の教員をはじめ、学生、卒業生も参加しています。

 「8月27日から緊急事態宣言が出ますよ。じゃあ、どうしますか。というところで何度も会議を重ねて。でも、こうやってホールは開けてくださってやれる環境があるのであれば、今までも進んできたのだから、これからも進んでいこうと。」(エリザベト音楽大学 准教授 折河宏治広島シティーオペラ推進委員)

 (スマホ画面で陰性証明を提示)

 公演は、感染防止策を講じた上で実現しました。けいこの前には2日に1回、PCR検査を受けて報告することや、検査ができなかった人にはその場で抗原検査を実施。事務局は、出演者などの体調を記録するなどして管理を徹底しました。

 「自分のまわりに近い所に人が誰かいたら、自分がちょっと離れるように。」(演出 三浦安浩さん)

 これまでも集まった全員がマスクをつけ、共演者との距離を保ちながら、けいこを続けてきたそうです。

 コロナ禍のため、広島市などが急きょ、共催からはずれ、広島シティーオペラ推進委員会の単独主催となりましたが、文化庁から「文化芸術活動の充実支援」として補助金が交付されることになりました。

 「制作のみなさんがわたしたちの安全と、お客さまの安全を第一に考えて、ふだんの舞台を作るとき以上の多くの苦労をしてくださって、わたしたちを応援してくださるみなさんに本当に心から感謝申し上げたいと思います。」(トゥーランドット姫 乗松恵美さん)

 来場客の人数は、会場の席の半数以下にしぼり、歌劇「トゥーランドット」はオンラインで配信されました。

 「よかったです。広島でこんなのが聞けるとは思っていませんでした。」

 「よくがんばられたと思いますね。なかなかこういった決断するのがたいへんだったと思う。」(鑑賞した人たち)

 「今回、若い人たちが多く、たぶん心の中で不安でいっぱいだと思うんですけど、そういうものに負けないで、ほんとに前向きにエネルギーを出して、集中してやってきてくれたことが本当にぼくはうれしかったし、たいへん感動しました。」(演出 三浦安浩さん)

 「みなさん、スタンディングオベーションしてくださっていて、こういう場を望んでいたお客さんもいらっしゃったんかなと思いながら。ちょっと感極まりました。少しでも光をね。一筋の光でも見つけようとするみなさんの気持ちがまさに1つになったのかなと思います。」(エリザベト音楽大学 准教授 折河宏治広島シティーオペラ推進委員)
  • twitter
  • Facebook
  • LINE

PAGE TOP